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社長は彼女の“初めて”を知っている
第2章 一夜
「はいはい。もう、何でも言うな。」

少し困ったような、諦めたような声。

だけど、優しい。

タクシーはやがて静かに止まり、運転手が後部座席を見た。

「お客さま、到着しました。」

「ほら、玲奈。着いたぞ。」

加賀見さんが声をかけてくれる。

でも、私はぐったりと彼の腕の中に沈み込んでいて、答える代わりに、か細く呟いた。

「……ほえ……」

「酔い方、ゆるすぎるんだよ。まったく……」

彼の腕が、私の腰にそっと回る。

そのまま支えるようにして、車を降ろされる。

夜の街の空気が、ひんやりと肌に触れた。

でも、加賀見さんの腕の中は、ぬくもりで満ちていて──

(ああ……なんか、もう……この人に、全部委ねたい)
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