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社長は彼女の“初めて”を知っている
第2章 一夜
「じゃあ……どこ?」

問いかける私の声は、少し甘えていたと思う。

「って言うか、おまえ酔ってるから。送るわ。」

「酔ってません。」

「玲奈」

名を呼ばれただけで、少しだけ正気に戻る。

「……そういうのは、ちゃんと目が覚めてるときに言え。」

その言葉には、どこか優しい責任感があって。

“この人に身を預けたい”という気持ちは、一層深くなっていく。

タクシーの扉が開く音。

夜の街の喧騒の中、私は加賀見さんの手に導かれて乗り込んだ。

──この夜の続きがあるとしたら。

それは、私が本当に“覚悟”を決めたときなのかもしれない。

でも。
今はまだ、少しだけ、この余韻に包まれていたい。
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