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第1章 1年生

姉妹校　第7編

「ん？　ごめん、聞こえなかった。もういっか……」
　今だ、脚を使って素早く蹴り上げる……！！

「うっ……粋なり酷いなぁ……でも残念、これくらいのダメージで逃げられると思った？　ま、とは言っても直接食らっちゃったから大分痛いけど……」
　嘘……なんでっ……この腕さえ逃れられれば……直ぐにでも逃げられるのにっ……！！
　私は両手で彼の腕を離そうと試みたが、とても敵わなかった。

「無駄な抵抗はやめた方がいいよ？　自分の弱さが知れて悲しくなっちゃうじゃん。それに間違えて胸以外の場所切られたりしたら困るでしょ？　だから……」

「うぐぁ！！」

「動いちゃダメ」
　首を……絞められた……何とか生きてるけど……呼吸が……苦しい……。

「さて、大人しくなったところで、どっちから切断しようかなぁ。よし、大体の女の子は右だから、右からいくね！　大丈夫、右の方は心臓が無いし、右利きってこともあるから耐久力が強いんだよ。だから直ぐに耐えられるよ」

「はぁ……はぁ……」
　声を出すことすら厳しい状態だ。
　首を絞めつけられているせいか力も入らない。
　これじゃ抵抗すら出来ない……。

※ひとまず切ります。