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送り火
第1章 集会場
30分程シャワーを浴び続け、
間もなく子供達が帰って来る

今年42歳の千夏は 放心したままソファーに座り、
時計を見て キッチンへ向かった、 

中学3年の長男の陽太と 中学1年の長女の結菜が、
間もなく帰って来る、
長男の部活は 1学期で終わり此れから受験に、

長女は長男の影響か ソフトボール部に
真っ黒に日焼けして、帰ってからも長男と一緒に
庭で素振りを繰り返していた、

育ち盛りの子供の メニューを考え、
冷蔵庫の中を見て、御釜にスイッチを入れ
何時もの西島家の風景が、夫は5年前から管理職に昇進し

その頃から 千夏を求める事が減り始め、
夫と肌を合わせなくなって 3年が過ぎていた、
子供達が食事を終え、順に浴室に消え
夫が帰って来るまでのわずかな時間 
千夏はソファーに座り テレビから流れる
お笑い番組に、笑い声を上げる娘の声を聞き乍ら、
昼間の事を思い出し、頭を振り

・・・わすれよう・・・・

玄関の開く音に立ち上がり、入り口まで迎えに
痩せた夫は、無口に鞄を差し出し、寝室に入って
着替えを終わらせ、千夏の用意した夕食を食べ

少しテレビのニュースを見ると、無言で立ち上がり
浴室に入って行く、何時も同じ、

千夏はそんな夫の 後姿を見送り、
片付けを済ませ、夫が入った後の
浴室に入り、夫の休む隣の布団に体を入れ
千夏の1日は終わった

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