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送り火
第1章 集会場
集会場を飛び出した千夏は、緩い登坂を駆け足で
自宅へと戻って行く、

夏の熱い午後の日差しが 容赦なく背中に降り注ぎ、
5分程の駆け足に 息が上がり、
足を緩め息を吐き出し歩き出した

噴き出した汗が、ワンピースの背中を濡らして
手に握るタオルハンカチで顔の汗をぬぐい

悔しさに顔を顰め、自宅のドアを開け、
室内からの熱気に顔を顰め、エアコンの
スイッチを入れ、洗面所へと足早に駆け込み
ワンピースを脱ぎ捨て、ブラジャーを外し
パンティーに両の親指を差し込んで、脱いでいく

パンティーを下げた時、股間から男の匂いが
立ち昇って来る、

集会場で、意識を戻し 
下卑た目で見て来る 男達の視線 

ワンピースをブラジャーを お腹に巻き、
乳房を恥ずかしい処を 集会場の明るい部屋、
横たわっていた姿 ワンピースをたくし上げ、
胸を隠して、慌ててブラジャーを直し、
ワンピースのファスナーを上げ
部屋の隅で小さく丸まった白いパンティーを拾い上げ
部屋を飛び出していた、

男達と会話をしたくない ただ、その一心で
集会場の入り口でパンティーを履き
集会場を飛び出し、自宅へ駆け戻った、
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