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12歳年下の旦那さんと新婚旅行と妊活する話
第39章 番外編 その2 『私』の誕生日③
『ゆっくり…お2人水入らずで
奥様の御誕生日をお過ごしくださいって』
お宿の方のご厚意のサービスが
嬉しいなって思っていると、
エレベーターは3階に到着して。
降りた所の棚にバスタオルと
フェイスタオルが沢山置いてある。
旦那さんがバスタオルを
多めに取ってたから、何で
そんなにバスタオル居るのかな?って
思ったんだけど…。
後で使うと言っていて。
バスタオルが設置されている
棚の裏側にはスリッパと
外に出れるドアがある。
『貸切風呂はこの先ですよ』
今履いてるスリッパから
黒い専用のスリッパに履き替えて
そのドアから外に出ると…。
丁度建物の屋上の部分に出て
腰の高さに建物の屋根が見えている。
奥に進んで行くと、
入口が2ヶ所あって。
六甲の湯と天空の湯と
それぞれの入口に書かれている。
貸切風呂の部分は木材で囲まれていて。
入口は数段階段を上った先にあるから。
今居る高さよりちょっと高い場所が
お風呂になっているみたい。
貸切風呂のドアを開くと、
一気に視界が開けて
ウッドデッキの真ん中に
蓋をしてあるジャグジーがあって。
ウッドデッキを囲んでいる塀が
アクリルになっていて
遮る物が何もない状態で
六甲山の夜景が開けて見えている。
「わぁ~~、凄い…凄い、
凄いよ…凄い綺麗な夜景~。
港斗…貸切風呂…が良いって
この眺めの事?凄い…神戸の
1000万ドルの夜景貸し切りに出来るの?」
『はい、貸し切りにして
眺めるだけじゃなくて、
ジャグジーに浸かりながら
1000万ドルの夜景観て貰えるんで』
お風呂に入りに来たのに
目の前のジャグジーは
そっちのけでテラスのアクリルで
出来た柵の方まで移動して。
六甲山からの夜景を見下ろす。
『巴、写真撮りましょうよ』
一緒に並んで旦那さんに
スマホを持って貰って
1000万ドルの夜景をバックに
記念写真を何枚か撮影して。
入り口の壁の所に作り付けの
棚があるので。そこに荷物やら
タオルやらを入れられる。
旦那さんが多めにタオルを
持って来てたのは、
このジャグジーがあるテラスに
デッキチェアが設置してあるから
それに敷くために持って来てたみたい。

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