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12歳年下の旦那さんと新婚旅行と妊活する話
第38章 番外編 その2 『私』の誕生日②
『スーパー銭湯も良いですけど、
温泉旅館でのんびりも良いですね』
「城崎はちょっと遠いけど…、
有馬ならすぐ行ける距離だけどね。
淡路島の洲本温泉とか…」
そんな話をしながら、
天井画の龍を一緒に見上げて。
ちょっと休憩してから
更衣室に戻って
自分達が着て来た服に着替えて
空庭温泉を後にする。
『浴衣の種類色々ありましたし
また次の時は違う浴衣の
巴と浴衣デート出来ますね』
温泉のある方の棟から
ホテルの棟に移動する
連絡通路を通ってホテル側の
棟に移動して来て。
エレベーターに乗ってお部屋のある
48階に移動する。
48階のエレベーターホールに
到着すると、窓の外は
綺麗な大阪の夜景が見えていて。
『自分達の部屋から夜景観ましょうよ』
エレベーターホールの窓に
吸い込まれて行きそうに
なっている私に、旦那さんが
声を掛けて来て、ハッとする。
「うん、そうだね…お部屋から…
夜景、ゆっくり眺めた方がいいもんね」
自分達の部屋に戻って来て
お部屋の一番奥の窓の前にある
椅子に座って外の大阪の夜景を楽しむ。
南港とか…万博の会場とか
ユニバとか天保山のある側の眺望で。
『天保山の観覧車も綺麗に見えてますね』
「観覧車の奥が…海遊館だね…」
『神戸のベイサイドの夜景ばっかり
いつも見てますけど、大阪の
ベイサイドの夜景も良いですね』
「ベイサイドなのか…
リバーサイドな…のか…が
難しいぐらいの場所だけどね…」
『部屋の電気消しましょうか?
その方が外が綺麗に見えると思うんで』
そう言って旦那さんが立ちあがると
部屋の電気を消してくれて、
室内が暗くなると。その分
外の灯りが観やすくなって
夜景がさっきよりも綺麗に見える。
『それに…電気消してたら
外から中が見える心配もありませんし』
こっちに戻って来て
私の耳元でそう囁くと
ちゅっと頬にキスをして来る。
「ソファだったら良かったのにね…?」
『家のソファが良すぎて…、
こう言う所のソファも…よっぽど
良いのじゃないとうちのやつの
方がいいなって思っちゃうんですよねぇ~』

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