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12歳年下の旦那さんと新婚旅行と妊活する話
第17章 ハイアットリージェンシー瀬良垣アイランド沖縄

「でも、結婚記念日は来月だよ?」
『それはそうなんですけど…、
まぁ…今日は…全部…支払いは
飯島先生持ちですから。嫁さんに
美味い物食わせてやれって言われたんで』
お金には困ってないし、
お金に好かれてる人だとは
港斗くんの話で知ってるけど…。
医者はしなくても生活できるから
医者は趣味って言ってる位だし。
ある所には余るほどあるんだなって
そんな風に思いながら
旦那さんが持って来てくれた
フィッシュテールのワンピースに着替えた。
着替えを終えて軽くお化粧を直して
おトイレを済ませて、お部屋を後にした。
『行く前に寄り道しましょうよ』
まだ時間がちょっと早いからと
旦那さんが向かった先は
3階にあるクラブラウンジで。
ラウンジは丁度今はカクテルタイムで
赤と白それぞれのワインと
スパークリングワイン、
オリオンビールは自動で
注いでくれるタイプのサーバーで
好きなだけ美味しいビールが飲める。
小さいサイズのパンとか
ナッツとかクッキー
冷蔵庫にはプリンや種類は
多くないけどミニサイズのケーキ。
ピクルスとか、ハムとかチーズ。
よだれ鶏とか、スペイン風オムレツ。
もずくの天ぷらも置いてあって。
『巴、ビール飲みますよね?』
今日は私が運転手だったから
まだ飲んでなかったから。
旦那さんが自分の分と
私の分のビールを汲んでくれて。
『巴、瀬良垣島での夜に乾杯』
「乾杯」
良く冷えたオリオンビールは
泡まで美味しい感じで。
「ビール美味しい…」
今からディナーに行くのに
旦那さんはもずくの天ぷらを
オリオンビールと一緒に食べていて。
私はちょっとだけチーズと
ナッツを摘まんだぐらいにしたんだけど。
『さ、アミューズも頂きましたし
そろそろ下に行きましょうか』
と旦那さんが言ってたんだけど、
アミューズって感じだったかな?と
思ったりしつつ…まぁ旦那さんの
食べる量からしたら、あれぐらいは
十分アミューズなのかもと思いながら。
3階にあるクラブラウンジから
エレベーターで1階にある
オールディダイニングのセラーレに移動する。

