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12歳年下の旦那さんと新婚旅行と妊活する話
第14章 7月10日 旦那さんのお誕生日 ~夜~

洗面所の所に洗い網目になった麻の
入った布地で出来た身体を
洗う為のタオルを旦那さんが取りに行ってくれて。
私が髪の毛を流してすすぎ残しが
無いか確かめてる間に戻って来てて。
私がトリートメントをしてる間に
タオルにボディソープをつけて
泡立てて自分の身体を洗い始めていて。
旦那さんが洗ってる間に
私はトリートメントをすすいで。
タオル2枚用意してあったから
私の分もボディソープをつけて
ボディソープのボトルの所に
旦那さんが置いてくれていて。
彼にお礼を言って、水着を脱いで
自分の身体を洗い始めた。
『お風呂で何か飲みますか?
冷蔵庫から…持って来ますよ』
そう言ってお酒を取りに行ってくれて
私はその間に身体を洗ってたんだけど。
冷蔵庫からオリオンビールの
会社が作っているチューハイを
2本持って戻って来て。
サンティサワーとシークワーサーと
あったから…グラスも持って来たんで
半分ずつ飲みましょうかって話になって。
洗い終わった身体に
そのまま着るのは抵抗あったから
軽くお湯ですすいださっきの
えっちな水着をもう一回着て。
お湯張りがあともうちょっとって
感じの湯船を眺めながら…。
どっち先に飲みますかって聞かれて。
サンティサワーって何味か
気になったからそれが
飲んでみたいって伝えたら
グラスに半分こして注いでくれて。
湯船の縁の所に腰を掛けて
足だけ湯船の中に入れながら。
注がれた飴色の液体の匂いを嗅ぐと
レモンティーみたいな匂いがする。
『サンティ―って言うのは、
沖縄の駄菓子みたいですよ。
チューペットみたいなのに
入ってて30円で売ってるやつで
冷やしたり凍らせたりして食べるみたいで』
「ああ、駄菓子屋さんにある
あの…スポドリと…コーラの
ジュースみたいなやつ…の
レモンティーバージョンって事??」
あの…嘘くさいと言うか
薬品みたいな味のする…
偽物のポカリと偽物の炭酸の無い
コーラみたいな味の…ジュースを
巴は思い出していた。
『沖縄県民の懐かしの味って事ですね…
とりあえず、百聞は一見に如かず
ですし、飲んでみましょうよ…』

