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第14章 ７月１０日　旦那さんのお誕生日　～夜～

リビングからアイランドキッチンに
なっているキッチンに移動して。
そのままおトイレのある方へ移動する。

前に泊った２つのヴィラも間取りは
一緒で、違う所は屋上があるか
無いかってだけの違いで…。
キッチンの奥側にカーテンで
区切ってプライベートな空間に出来る。

お部屋のメインの
ベッドルームスペースがあるのは
どのヴィラも共通みたい。

リビングのソファに座って
壁掛けになって居るテレビのある
壁の裏側に水回りがあって。

L字型を逆にした感じになった廊下の
突き当たりがおトイレ。
おトイレとの間のスペースに
扉が付けれていて洗濯機と
乾燥機がその奥に隠してある。

旦那さんは洗濯機に自分の服を
持ったまま向かって。
私にバスルームに先に行っててと
言ってたからその旦那さんのいる
洗濯機の真正面にまっ直ぐに伸びている
廊下の突き当りにあるバスルームへ向かう。

おトイレとバスルームの間は
洗面ボウルが２つ並んだ、
広々とした洗面所になっていて。
アメニティの類も揃っている。

洗面所の先の廊下の突き当りに
ガラス張りのバスルームがあって。
バスルームには四角いタイル貼りに
なったお風呂があって。
位置としては水盆に向かって
リビングから延長線上に造られた
テラスの横に浴槽がある感じになるけど。

浴槽の周りは浴槽の形に添って
コの字を伏せた形に３面が
窓になって居る感じで。
外から見える恐れのある窓の所には
上げ下げできるブラインドが取り付けられている。

位置としてはテラスの横にあるから
通りから見えるって言うのは、
テラスにあるプールや
露天風呂と同じ状況なんだけど。

一応室内でガラス一枚で外とは
区切られているだけで、室内に
いるって感じがするんだけど…。

折角泡風呂の入浴剤を用意したので
タイル貼りの湯船の底の栓を止めて。
お湯の出る蛇口を捻って温度を
自分の手で確かめる。

泡風呂になるやつだから
ジェットバスだったら後から
入れても泡立てられるけど。
その機能がない浴槽だから
最初から入浴剤を入れて
湯船にお湯を溜めるために注ぐ
お湯の勢いで泡立てる感じだ。