パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第13章 ７月１０日　旦那さんのお誕生日　～昼から夕～

今回は、誕生日と前日に来るかも
って思ってたから事前にホテルに
連絡して置いて…、ちょっとした
サプライズを…用意して貰えたし。

旦那さんがお願いしていた
このサプライズは事前に
お部屋の宿泊費と一緒に
私のカードから決算してある。

今日ぐらいはねいつも出して貰って
ばっかりだから支払いたかったし。

『あれ？…なんか…ここに敷かれてますね』

タオルアートの白鳥の前に
お誕生日おめでとうの
メッセージカードが用意してあったんだけど。

私からのサプライズを…この下に
こっそりと仕込んで置いて貰った。

『なんですかね？これ…』

タオルで出来た白鳥の下から
敷かれていたそれを引き出して、
港斗が台紙に貼りつけられた
それを開いた。

♪～♩～♩

ハッピーバースデーの曲が
台紙を開いたと同時に流れて。
ポップアートが飛び出すカードで。

一列に並んだプレゼントボックスの上に
ハッピーバースデーの文字が乗っていて
背景に花火が上がっている。
そのプレゼントボックスの手前に
バースデーケーキが飛び出していて
キャンドルがケーキの上に立っている。

そのキャンドルの先の炎の部分に
ライトがちゃんと光っていて、
キャンドルに炎が揺らいでいる様に見える。

バースデーカードの土台の部分に
私からの
”港斗　２６歳のお誕生日おめでとう
来年も再来年も１０年後も
一緒にお誕生日お祝いしようね”と
手書きのちょっとしたメッセージを添えてある。

『とっ、巴ッ、これ…カードッ
巴が用意してくれたんですか？』

私がホテルに問い合わせをした時に
別のある情報を貰ったから、
まだこのカードの他にも
サプライズを用意してる。

いつもされる方だったから、
旦那さんの誕生日ぐらい
こっちから何かがしたかったのと。

去年毎年ここで祝いたい的な話を
旦那さんとしてたから…今日の宿に
ここを選んでくれてなかったら、
沖縄のホテルなんて凄い沢山あるから
他のホテルを選ばれてたら
正直詰んでたんだけど。