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12歳年下の旦那さんと新婚旅行と妊活する話
第13章 7月10日 旦那さんのお誕生日 ~昼から夕~

『あれ?こっちの白鳥の下にも
…何かありますね』
バースデーカードを隠していた
白鳥の向かい側の白鳥の下にも
封筒が置かれているのに気が付いた
旦那さんがその封筒を引き出して。
その封筒の中に入っている
カードを引き出した。
そこには…ちょっとした
謎解きって程じゃないけど
次のヒントの場所のヒントが書かれていて。
この謎解きゲームの…封筒を
予め…お部屋に隠して貰った。
港斗くんはヒントを見ながら
お部屋の中を次のヒントが
書かれている封筒が隠されている
場所を探して移動する。
白鳥の下の封筒に書かれていた
ヒントを参考にして、
リビングのソファの上にある
クッションの下に隠されていた
次の封筒のヒントが書かれている
カードが入った封筒を見つけ出して。
クッションの下の封筒に
書かれていたヒントを元に
次なるヒントが書かれた封筒が
隠されているクローゼットの
タオルの下から封筒を取り出して。
『巴、…こんなの用意してたんですか?
僕なんにも聞いてませんでしたよ?』
「え?でも…いつも私も何も
港斗から聞かせて貰って無いもん」
いつもされてるサプライズから
比べれば私が用意した物なんて
ほんの10分の1ぐらいのレベルだ。
クローゼットから、
今度はキッチンにある食洗器の中
食洗器の中からその次は
ベッドの上の枕と枕の間。
ベッドの枕と枕の間から、
キッチンの電子レンジの上。
電子レンジの上から…
お次は…洗濯機の蓋の上。
『巴…まだまだあるんですか?』
「ん~、もうちょっとだよ…」
最後は…バスルームにあるよって
ヒントに従って、バスルームに
移動して行く旦那さんの後を
私もついて移動して行く。
正方形のタイル張りのお風呂の底に
プルメリアの造花がハート型に置かれていて。
そのハート型に置かれた
プルメリアの造花の底に
今までの封筒とは違う封筒があって。
『巴、これ…って…もしかして…』
「うん、それが最後の封筒だよ」
港斗が封筒を開けて、中にある
最後のヒントのカードを読む。
『ピーコックグリーンの中…って』

