パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第13章 ７月１０日　旦那さんのお誕生日　～昼から夕～

今回は…泳いでばっかり…な
そんな旅行になってるから。
…お部屋にプールが無くても…
テラスの先に大きな水盤があって
その先の海とインフィニティプール
ならぬインフィニティ水盤になってるから。

プールがある…様な…気分には
どのヴィラに泊まっててもなれるはず。

今回のお部屋はプールが無いって
旦那さんがさっき言っていたから、
前の泊まったサントリーニと
ディロスにはプールがあったから
今回は去年のお部屋と違うお部屋のはず。

今回のお部屋は…フロント棟からも
近い感じのプレミアムスイート棟の
手前側の一番端にある、ミロスで。

屋上があるタイプのプール無しで
プールの代わりに露天風呂があるタイプ。

入口の前の白い門を開けて、
旦那さんが玄関のドアを開けてくれる。

ドアの左側には水路みたいに
お水が張ってあるスペースがあって
その上が屋上に上がる階段になって居る。

ドアの先は壁になっていて、
右側に空間が広がっている。
その空間の中央がアイランドキッチンに
なっていて作業台とシンクと
キャビネットが一体化している。

その作業台のスペースに
タオルで作った白鳥が２匹
向かい合って置かれていて。
白鳥の首がハート型になっている。

その周囲には…、造花の
真っ赤なハイビスカスが散りばめられていて。

ハッピーバースデーと書かれた
プレートが乗ったケーキが
その前に用意されていた。
お洒落なグラスと一緒に用意されていて。

『今回は…記念日のオプション
サービス利用してみたんですよ。
スパークリングワインは
温くなるんで冷蔵庫に入れて貰ってます』

一緒に写真を撮ってくださいと
旦那さんに言われて、タオルアートの
白鳥の前で旦那さんの写真を撮って。
その画像を友達にＬＩＮＥで送っていた。

普通こう言うのって、自分で
お願いするんじゃなくて
私が手配をしないとダメなんじゃって
そんな風に思ったりするんだけど…。

いつもは…、旦那さんが旅行の時に
いつのタイミングでどのホテルに
泊るかとかは全然わからないから。
こっちから旦那さんにサプライズは
中々出来ないんだけど…。