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12歳年下の旦那さんと新婚旅行と妊活する話
第12章 7月10日 旦那さんのお誕生日 ~朝から昼~

お茶も良くある感じの朝食
ビュッフェの定番の飲み物から、
中国らしさのある中国茶のコーナーも
沖縄らしいさんぴん茶や
ハイビスカスティーも用意してあって。
旦那さんが中国茶飲めますよって
嬉しそうに中国茶飲んでたんだけど、
私は綺麗な色のハイビスカスティーにした。
ナーベーラーンブシーもあって
沖縄らしいやつだって思って
お店とかでこれを食べてみたいな
って思いながら、1皿食べられるか
自信が無くて頼んだ事無かったんだけど。
ナーベーラーって言うのは沖縄の
夏野菜の中に一つでへちまの事。
へちまは小学生の時に
学校の花壇で育てた事あるんだけど。
乾燥させてたわしみたいな
スポンジみたいなのにしただけで
食べるって話にはならなかったから
あの育ててたへちまとは
また別の食用の種類なのかな?
冬瓜の煮物は好きだから
売ってるの見つけたら自分でも作るけど。
ナーベーラーもその系統の
味がするんだろなって思ったんだけど。
見た目は冬瓜の煮物のソレだし
お豆腐と豚肉と一緒に煮てあるみたい。
小鉢にちょっとだけ取って、
フルーツとかも取ってテーブルに戻って。
『巴、その白いヤツなんですか?』
「これ?ナーベーラーンブシーだよ?
へちまの煮物みたいなやつ」
『へちまって食べられるんですか?』
「冬瓜みたいな感じ、瓜の味…するよ」
見た目も冬瓜の煮物だし、
味も…自然の優しい味がする感じで
独特の食感と…お味噌の味がする。
沖縄ではナーベーラーは
味噌と合わせて炒め煮みたいに
するのが一般的な食べ方みたい。
春巻きとか…アーサーの揚げパンとか
ぷりぷりのエビシュウマイは
美味しくてお代わりしちゃって。
食べ過ぎちゃったなって…
そんな感じの後悔をしてたんだけど。
朝ご飯でお腹いっぱいになっちゃって
沖縄なのに中華って思ってたけど
沖縄らしい物の食べられるし
沖縄料理に飽きた頃に丁度良いかも。
朝ご飯の後はちょっとだけ
プールサイドを散歩して
それから6階にある自分達の部屋に戻って来る。
『巴、お願いがあるんですけど…』

