この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
12歳年下の旦那さんと新婚旅行と妊活する話
第9章 7月9日 やちむんの里

『これから施設の方、ぐるっと
1周して貰うんですけども…。
池に居る魚の中には毒を持っている
魚もおりますので…、手を入れたり
なされないよう…ご注意ください』
と、施設の安全に関する
注意事項を説明して貰って、
温室の様なハウスになっている
建物のドアを開けて貰って。
『それではどうぞ、行ってらしゃいませ』
スタッフの人にエスコートして貰って
さんご畑のメインのエリアに
足を踏み入れた。
大きな温室の様な建物の中に入ると、
水が流れる音がしていて
岩でごつごつとした壁に
植物が植えらえていて。
ひらひらと…蝶々が
優雅に目の前を…通り過ぎていく。
水音の正体は小さな滝の様な物で、
その滝の下の池の部分には
リュウキュウオオウナギが居る。
岩の壁にはパネルが設置してあって
サンゴに関する知識を、学ぶ事が出来る。
パネルを読みながら進んで行くと
浅瀬のサンゴ礁の水槽が現れた。
こうして水槽の中を見ていると
色も形もサンゴと1言で言っても
様々で…個性的な…サンゴ達を見る事が出来る。
浅瀬のサンゴの水槽を見ていると。
旦那さんが声を掛けて来る。
『巴、サンゴって動物らしいですよ。
ポリプって名前の
小さな生き物の集まりらしいです。
なんかクラゲとかもそうですよね?』
小さな生き物の集まりで
統率がとれるのかとか
自分の担当してる部署と言うか
部位が嫌になったりしないのかとか。
そんな疑問を感じてしまいつつ
更に先に進んで行くと、
浅瀬サンゴから、穏やかな海のサンゴ
さっきまでよりちょっと水深が
深い場所に居るサンゴ達の水槽になる。
さんご畑と言う位だから
さんごだけなんだと思っていたら
水槽の中に魚やエビが泳いでいて。
「見て見て、港斗、魚居るよ…ほら」
『ああ、こっちにエビも居ますよ』
他にも大きなお魚が一緒に泳いでいる
池もあったりとか、蝶々が沢山
飛んでる場所があったりとか。
「あ、ブーゲンビリアが咲いてるね…」
魚とかサンゴ以外にも飛んでる
蝶々や、咲いてるお花に
目を奪われたりとかしていて。
いくつか池があるんだけど、
小さい池だったり浅かったり
大きな池もあったりとかして。

