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今日も私は、お父さんとお兄ちゃんとセックスする。
第33章 命の恩人
 それから病院の先生が診察に来たため、一ノ瀬社長と瀬名さんは帰って行った。私は診察したあと、一日だけ入院することになって、お父さんが着替えを持ってきてくれた。


「本当に一人で大丈夫かい?」

「大丈夫だよ、お父さん。一日だけだし」

「……」


 私は相変わらず、お父さんの目を見て話せなかった。


「陽菜……。勘違いかもしれないが、もしかして私のことを避けていないかい?」

「……っ……」

「洋子に会ってから、少し様子がおかしいと感じていてね……」


 私はベッドで横になって窓の方を向いたまま、お父さんの方を振り返れなかった。背中にお父さんの視線を感じる。


「もしかして、洋子に何か言われたのかい……? 陽菜が倒れていた場所は、洋子のスーパーの近くだった。もしかして今日は、洋子と話すために会いに行ったんじゃないかって思ったんだよ」

「……っ……」


 私はゴクリと唾を飲み込んだ。もしかしてお父さんは、私がお母さんの浮気相手の子供だということを知ってることに気付いてる? お母さんが私に話したと思っているの?



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