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第27章 キャンプでセックス（２）

「焦ることはない。学ぼうと思えば、いつだって学べる」

「え？」

「それに、休める時に休んだほうがいい。社会に出たらなかなか休めないからね」

「あ……」


　もしかして、励ましてくれてる？
　私が学校に行けれないことに負い目を感じてるのを見通して言ってくれてるんだ。


「優しいんですね」


　私は思わず言ってしまった。なぜなら高学歴の人から見たら、学校行ってないなんて鼻で笑われるかと思ったから……。


「オレはよく周りから厳しいって言われるけどね」


　一ノ瀬さんはクスッと笑った。


「そうなんですね。確かに最初見た時はイケメンだけど、ちょっと怖そうって思いました。……あっ」


　また私は余計なことを言ってしまった。


「こんなおじさんでも、君から見ればイケメンに見えるのか？」


　え、そっち？


「おじさんには見えないです」


　私がおかしいのかもしれない。だってお父さんのこともイケメンだと思ってるし……。


　てかこんな会話、一ノ瀬さんからしたらどうでもいい話なのに、もしかして合わせてくれたのかな？　だって話してたら、ちょうど乾燥機終わったし。