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今日も私は、お父さんとお兄ちゃんとセックスする。
第16章 家族旅行(2)
「私が風邪ひいて休んだ時は、薬とかゼリーなんて買ってきてくれなかったのにね?」

「は? なんだよ、いきなり……。その時はもうすでに家に置いてあっただろ」

「こんなふうに、心配もしてくれなかったじゃない」

「おい、静江やめろよな、こんな所でそんなこと言うのは……」


 私は二人の会話を聞いてハラハラした。私のせいで二人の仲が悪くなってる? だったら私は……。


「お兄ちゃん、静江さんの気持ちわかってないよね……。お兄ちゃんのこと見損ったよ……」

「え、陽菜?」

「もう私に構わないで。寝るから向こう行って」

「陽菜っ……。わかったよ……」


 大翔お兄ちゃんは私を気にしながらも、隣の部屋に行った。


 大翔お兄ちゃん、ごめんね……。


「ふふっ、陽菜ちゃん、私の気持ちわかってくれてありがとう」


 静江さんは私のそばに来ると、隣の部屋から見えない位置に座った。そして私の腕をぐっと掴んで爪を立ててきた。


「ゆっくり休んでね、陽菜ちゃん」

「……っ……」
 




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