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大きなクリの木の下で
第15章 結ばれる夜

「お返しをさせてもらうよ」

「えっ?」

竹本の左手が静香の着衣の上から胸を揉む。
その刺激にブラジャーのカップの中ではカップを押し上げるほどに乳首がびんびんに勃起していた。

「そんな悪戯してちゃシャワーを浴びれないわよ」

さあ、もうおしまいよ

静香は急いで竹本の背後に回って入院着を脱がしてゆく。
介護用パンツのみとなった竹本の半裸を見て静香はクスクスと笑った。

「何がそんなに可笑しい?」

「だって、この下着って、赤ん坊のオムツみたいなんですもの」

言われてみれば確かにそうだ。
脱衣しやすく着衣しやすいを前提にデザインされているので、
鼠径部のマジックテープを引き剥がせば、パンツはTの字になって股間を解放されるようになっていた。
要は紙おむつと形状が同じなのだ。

「そういわれると、それを履いているのが恥ずかしくなるよ
さあ、早く脱がして恥ずかしさから解放させてくれよ」

「まあ!全裸になる方が恥ずかしいんじゃないの?」

「全裸の方がマシさ、だって、君には何度もアソコを見せているんだし」

「そこが男と女の違うところよね
私は、いつまでたっても男性にヌードを見られるのが恥ずかしいわ」

「愛し合っている僕でもかい?」

「ええ、そうよ」

でも、恥ずかしがっていたらシャワーを使って僕を洗えないよと
竹本は静香の衣服を脱がしにかかる。
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