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大きなクリの木の下で
第10章 リハビリテーション

外泊が終わり、
再び病室に戻ってきた竹本を待ち構えていたのはリハビリテーションという過酷な時間だった。

「来週あたりからリハビリを開始しましょうか」

レントゲンで骨折の回復が順調なのを確認した医師が
自分の整形外科手術が完璧だったと満足げに頷きながら竹本に提案した。

「もうリハビリを?」

「そんなに負荷を掛けるわけではありません
いつまでも固定したままだと関節が凝り固まって
退院後の生活にいろいろ支障が出ますので
なるべく早く関節回りをやわらげておいた方がいいんです」

そう言って医師は内線通話を使って
リハビリステーションに電話をかけた。

「ああ、整形外科の脇本です
そろそろリハビリを開始したい患者さんがいるんですけど…」

しっかりと受話器を耳に押し当てているものだから
通話先の相手がどんなことを言っているのか竹本には聞こえなかった。

「そうですか、村中さんが担当していただけますか?
どうでしょう、今、お時間があるのなら診察室にお越しいただけませんか?
患者さんを交えてリハビリ過程のスケジュールを決めたいのですが…」

電話の相手が何か言っているのを
医師の脇本が満足げにウンウンと頷く。

「あなたの担当が決まりました
村中という女性です。少し厳しい方ですが、スパルタでやってもらう方があなたには良いかと思います
もう少ししたら、村中が挨拶に来ますのでお待ちいただけますか?」

リハビリの担当者が女性だと聞いて
竹本は心を踊らせた。
文字通り手取り足取りしてもらって素敵な時間が送れそうな気がしてきた。
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