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大きなクリの木の下で
第9章 由里子の家

旦那は、麻痺していない左手で、ソッと腕を組んでいる手を剥がすように登喜子の右手を取り、自分の股間に導いてあげた。
「あら?お父さん…」
登喜子も股間に導かれた手のひらに久々の男としての隆起に気づき顔を赤らめる。
左手で包むようにして、
大事そうに登喜子の胸を触ってあげる。
登喜子は何も言わずにいたけれど、久々の行為に緊張しているのが伝わって来た。
やがてブラウスのボタンの隙間から手を差し込んで
ブラジャーのカップの中にある乳首を摘まんでゆく。
登喜子と旦那の目が合い、どちらからともなく微笑んだ。
愛しそうに顔を撫でる登喜子の手の甲にキスをしてあげる。
さすがに「お父さん…ダメよ体に障るわ」と行為を咎めようとするのだが、気にせず手の甲を舐めてくる。
「登喜子…お前のことが好きだから」というと、
必死に麻痺が残る手を動かして登喜子の腰を抱こうとする。
「あなた…私、欲しくなっちゃった」
そう言うと登喜子は旦那に覆い被さって唇にキスをした。
舌を挿しこんで登喜子の口の中で遊ばせようとするのだが
咀嚼さえままならぬ時があるので思うように動かせない。
「あなた、無理をしないで…」
旦那の代わりに登喜子が舌を伸ばして彼の口の中で舌を遊ばせてあげる。
旦那は舌がうまく動かせない代わりに
左右に首を振って、口の中の登喜子の舌を奪うように味わってゆく。
そのうち登喜子の方が興奮してきて
頭を押さえて、旦那の唇と舌を奪い続けてくる。
唇を吸い合いながら登喜子は脱衣してソファに座ったままの旦那の服も器用に脱がせてゆく。
「あなた…私を犯して…」
垂れた乳を必死にしゃぶりながらソファに寝転ぶと「舐めさせろ」とクンニリングスをしたがるので登喜子は20年ぶりに彼の顔の上に己の股間を押し付けた。

