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わたしのお散歩日記
第14章 社員旅行
あのとき一緒に踊った子は、二人とも三、四年で寿退社しました。そしてわたしも退社したのですが、Aさんが扇子をプレゼントしてくれました。捨てたりはしていませんから、今でも家のどこかに必ずあるはずなのですが…。
…あれから、長い年月が過ぎていろいろな『通過儀礼』を経験してきたような気がします。結局、何のお話だったのか、自分でもわかりません。また、お散歩の途中で、不意にいろいろ思い出すこともあるでしょう。
翌年の社員旅行も、余興を見守る立場になるはずでした。しかし、社業の都合で旅行は中止になってしまいました。あのときの舞台も、あのハレンチな衣裳も、熱気も歓声も、すべて思い出の中にだけ残っています。小さなミラーボールみたいなものは、白、赤、青、緑の光を発しながら、ゆっくりと回転しています。
「何かお探しですか?」
電気屋さんのご主人に声を掛けられました。
「あ…、扇子…じゃなくて、えっと、乾電池を…。単一を2個…」
わたしの頬は少し赤らんでいたかもしれません。
…あれから、長い年月が過ぎていろいろな『通過儀礼』を経験してきたような気がします。結局、何のお話だったのか、自分でもわかりません。また、お散歩の途中で、不意にいろいろ思い出すこともあるでしょう。
翌年の社員旅行も、余興を見守る立場になるはずでした。しかし、社業の都合で旅行は中止になってしまいました。あのときの舞台も、あのハレンチな衣裳も、熱気も歓声も、すべて思い出の中にだけ残っています。小さなミラーボールみたいなものは、白、赤、青、緑の光を発しながら、ゆっくりと回転しています。
「何かお探しですか?」
電気屋さんのご主人に声を掛けられました。
「あ…、扇子…じゃなくて、えっと、乾電池を…。単一を2個…」
わたしの頬は少し赤らんでいたかもしれません。

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