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わたしのお散歩日記
第14章 社員旅行
 商店街の電気屋さんの前を通りました。いくつかの照明が飾られています。小さなミラーボールみたいなものまであって白、赤、青、緑の光を発しながらゆっくりと回転しています。

 ”情緒のある夜を演出してみませんか?”

 宣伝札に丁寧な楷書で書かれたそんな売り文句。そんなふうに売り込まれたら余計に買いづらくなってしまいそうです。実直そうなご主人が書いたのでしょうから、わたしの考え過ぎですね…。

 そんなことはさておき、いろいろな光があるものです。そんな光を見ていてよみがえった記憶があります。場違いなステージに立ってまぶしい光を浴びた記憶です。

 会社に入って最初の年の暮れのこと。ですので、もうウン十年も前のおはなしになります。忘年会を兼ねた慰安旅行で、わたしを含めた女子社員の新人は余興をすることになりました。決して自分から提案したわけでもなく、なんでも、毎年の新人の『通過儀礼』として社員旅行で余興をすることが位置付けられているのだそうでした。

 旅行の日程が発表されからというもの、周囲から『旅行では何をやるの?』などと、当たり前のように訊ねられるようになりました。わたしはまったく気乗りがしていませんでしたが、断れる雰囲気は少しもありません。わたしは、何かやらなければいけないのかと、数日イヤな気持ちで過ごしながら、仕方がないので手品でも覚えようかと思っていました。

 そんなところに、同じ旅行に参加する隣の課の新人の女子社員の子が、歌謡曲を歌うという話を聞きました。ひとりで上手くもない手品を見せるよりは、誰が決めたか知らないけれど『通過儀礼』などというものは一緒に済ませてしまったほうが気が楽だと思い、もう一人の子も一緒になって当時人気があった三人組の女性アイドルに扮して唄うことにしました。

 終業後に三人で集まったりしながら、歌詞と簡単な振り付けを覚えたりして旅行の日を迎えました。振り付けは、わたしがテレビで視ていたのとは少し違うところがあり、お尻を左右に振ったり、ラインダンスのように脚を上げたりするところがありました。

 『この唄の振り付けって、こんなんだったっけ?』

 わたしは隣の課の子に言いましたが、同じ課の先輩の女性がアドバイスしてくれたということでした。
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