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濡れた砂漠の村2
第1章 深緑の湖
私たちを乗せたカヌーは静かな水面をゆったりとすすむ。深緑の水面下に大きく長い、そして黒い影がいくつも通り過ぎてゆく。溢れた体液がカヌーの底から染み出し、その匂いを嗅ぎつけた魚たちがカヌーを興味深げに取り巻き、様子を伺っているのだ。
対岸には小さな砂浜がある。人が2人座れる程度だ。湖を渡ってくる以外、ここに辿り着く方法はない。後ろは松のような木の生えた林と、すぐに岩山がそそり立っている。2人並んでそこは座り、昼ご飯はどこで食べられそうか、などたわいのない話をする。
対岸には小さな砂浜がある。人が2人座れる程度だ。湖を渡ってくる以外、ここに辿り着く方法はない。後ろは松のような木の生えた林と、すぐに岩山がそそり立っている。2人並んでそこは座り、昼ご飯はどこで食べられそうか、などたわいのない話をする。

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