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誰にも言えない回顧録
第2章 28歳 大学職員
パパのものがすぐ目の前にある。
視線を反らすことも忘れ、凝視してしまう。

子供心に漠然と、丸っこく飛び出したような愛らしいシルエットを想像していた。
まるで違った。

引き締まった色白の下腹部。
その下べりにうっすらと茶色がかったブロンドの陰毛が茂り、その中から肌の色と同じ青白い色をした野太い陰茎。
茎の太さよりも一回り大きな先端の膨らみ。
より顔を近づけようとする私を、パパは困惑の表情で見下ろしていた。

触ってはいけないよ
それまでの口調とは打って変わった頼りない声色でパパが言った。
顔つきが少し強張り、頬が紅潮している。

どうして?思わず聞き返す。
私の身体はパパの好きなように触られ続けているのに、という不服は言葉にならず飲み込む。

今この時間はパパが可愛がってあげるためにあるんだ
なのにパパが何かされてしまうのはいけないだろう?
断定的な口調と裏腹に、その声は弱々しく聞こえる。

いけない、という言葉を聞いて私は反射的に目の前の陰茎に指を伸ばしていた。
パパにもいけない思いをさせたい。そう強く願った。
あっ、とパパが腰を引いて逃げるより早く、その指先が幹に触れた。

いけない子だ
言いながら引きかけていたパパの腰が、触れた途端に固まるように止まった。
見開かれたパパの眼が、何をするのかと探るように私の所作を凝視している。

触れた幹の手触りは柔らかく、温かい。
ぶら下がっている先端を、幹の底に両手を添えて持ち上げ、目の前に近づける。
鼻先で嗅いでみる。
いつも身近に感じるパパの体臭とは違う、生々しい匂い。
先端をよく見ると、切れ目のような口が開いていてそこにうっすら液体が滲んでいる。

おしっこはここから出るの?
返事がないので見上げてみると、視線が私の手元に釘付けになっているパパの顔があった。
その視線に見せつけるように幹を指先で撫で擦っていると、幹が次第にはっきりと熱を帯びて硬度を帯び始めてきた。

自分の指が変化をもたらしたことが嬉しくて、そのまま撫で続けていく。
パパは言葉もなく触れられているそこを凝視している。

みるみる陰茎が反り返り、先端が持ち上がっていく。
きっとパパも興奮しているんだ
確証を得て、その変容は私自身をも興奮させていく。

パパもいけない子だ。
そう思うとたまらなく嬉しくなった。
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