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第2章 28歳　大学職員

舌を使いながらパパが足元から囁きかけてくる。

期待していたんだろう
お風呂に入ろうと言われただけでこんなに溢れさせたんだね
認めなさい
いやらしいことをされると思って興奮していました、って…

そんな恥ずかしいことを言われて素直に認めるわけにはいかない。
この間はパパのせいで不本意に我を失ってしまっただけ。
思わず顔を左右に振り、否定の意思を示す私の眼を見上げながらパパが舌を離し、立ち上がった。

素直じゃないね
じゃあ鏡を向いてごらん
手を突いて、脚は少し開いて
いけない子なのかどうか、自分で証明させてあげよう

肩に手をかけられ、鏡に向き直させられる。
もはや目を背けたくなるような、蕩けた表情の私が全裸で立っている。
さぁ、両手を突いて
命じられるままに上体を少し屈め、さらに脚を開く。
パパは背後に立ち、私の両脇の下から腕を差し込んできた。

両掌が、身体に触れないままゆっくりとせり上がり乳房を覆う位置で止まった。
触れそうでけっして触れていないその位置で、指先が蠢かせてみせる。

太い鼻息を吐き出しそうになり、ぐっと飲み込んだせいで息が詰まりそうになる。
（何でこんなこと、、、）
浮いたままの指先が開き、その隙間から私の薄桃色の突端が鏡に映る。
パパの指先がからかうかのようにその周辺をくるくると彷徨う。

左手がそのまま左乳房のすぐそばで躍っている傍ら、右手が腹部に向かって、鏡の中の私の視線にまるで見せつけるかのようにゆっくりと降りていく。
けっして肌には触れないまま、下腹部にまで降りていった。
左手と同じように、指先が今にも触れそうに蠢き始める。

何もされてはいないのに、そんな光景を目の当たりにさせられているだけで私はすっかり呼吸を乱してしまっていた。
心拍の鼓動音がまるで耳に聞こえるように強まってくる。

パパの右手の人差し指が、突然私の下腹部の茂みを根元から逆撫でるように動いた。
唐突な感覚に、腰全体に痙攣が走ってしまう。

足元を見てごらん
促されて半歩後ずさり、足元に視線を落とした私は愕然とした。
さっきまで立っていた私の足元の中央に、垂れ落ち続けていたと思われる蜜溜まりが出来てしまっていたのだ。

こんなにも興奮しているんだ
素直になりなさい
望みを自分の口から言ってごらん…

厳かな口調で囁かれ、私はもう何も考えられなくなっていた。