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誰にも言えない、紗也香先生
第5章 川沿いのキャンディゲーム

川沿いのベンチの足元。
跪いた私は、首元から垂れたチェインでベンチに繋がれたまま、
リザの脚にそっと口づけていた。
ヒールの先に落ちた涎は、まるで「罰と快楽」の始まりを刻む印。
その上を、私は丁寧になぞるように舌で這い上がる。
足首、ふくらはぎ、膝裏、太ももの内側――
シャツの裾に隠されたその奥、
夜の秘密を閉じ込めた花が、静かに開かれるのを、
私は息を呑むように見つめていた。
リザは何も言わない。ただベンチに座り、脚をわずかに開いたまま、
月光に照らされながら私を見下ろしている。
そのスカートの中には、なにも履かれていなかった。
まるで、最初からその瞬間のために用意されていたように。
私は口の中に残っていたレモン味のキャンディを、舌先で転がしながら、
そっとその甘い花へと触れた。
涎とキャンディの香りが混ざり、
口の中で何かが溶けていく――
苦さ、冷たさ、甘さ、熱、
リザの蜜とレモンの酸味が、喉の奥で混ざり合っていく。
舌を動かすたび、花が揺れる。
揺れたその先で、リザの声がほんの少しだけ震えた。
「……罰にしては、甘すぎるかしら?」
そう言ったリザの指が、私の頬に触れた瞬間、
私は自分が、もう完全に支配されていることを悟った。
だけど、それは罰ではない。
むしろ、求めていたもの。
夜風の中、ふたりの影だけが静かに揺れていた。
ハイヤーのライトが遠く、合図のようにゆっくり灯る。
この夜が、まだ終わらないことを知らせるかのように。
跪いた私は、首元から垂れたチェインでベンチに繋がれたまま、
リザの脚にそっと口づけていた。
ヒールの先に落ちた涎は、まるで「罰と快楽」の始まりを刻む印。
その上を、私は丁寧になぞるように舌で這い上がる。
足首、ふくらはぎ、膝裏、太ももの内側――
シャツの裾に隠されたその奥、
夜の秘密を閉じ込めた花が、静かに開かれるのを、
私は息を呑むように見つめていた。
リザは何も言わない。ただベンチに座り、脚をわずかに開いたまま、
月光に照らされながら私を見下ろしている。
そのスカートの中には、なにも履かれていなかった。
まるで、最初からその瞬間のために用意されていたように。
私は口の中に残っていたレモン味のキャンディを、舌先で転がしながら、
そっとその甘い花へと触れた。
涎とキャンディの香りが混ざり、
口の中で何かが溶けていく――
苦さ、冷たさ、甘さ、熱、
リザの蜜とレモンの酸味が、喉の奥で混ざり合っていく。
舌を動かすたび、花が揺れる。
揺れたその先で、リザの声がほんの少しだけ震えた。
「……罰にしては、甘すぎるかしら?」
そう言ったリザの指が、私の頬に触れた瞬間、
私は自分が、もう完全に支配されていることを悟った。
だけど、それは罰ではない。
むしろ、求めていたもの。
夜風の中、ふたりの影だけが静かに揺れていた。
ハイヤーのライトが遠く、合図のようにゆっくり灯る。
この夜が、まだ終わらないことを知らせるかのように。

