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愛の笛
第1章 プレゼント
「草薙サン…笛ヲ吹イテシマッタノネ…?」
その声にハッとして長老の孫娘を見やると、
彼女は発熱したかのように顔を真っ赤にして体をブルブルと震わせていた。
「どうした?大丈夫?
熱があるのかい?まさか…マナリアに感染した?」
とりあえず横になりなさいと
トランクに詰める予定だったベッドの上に投げ出してあった衣服を放り投げると、シーツの交換さえロクにしていない男臭いベッドに彼女を寝かしつけた。
「熱は?高熱が出ていないか?」
体温を推し測ろうと、彼女のオデコに手を添えると、
熱などないわとばかりに草薙の手を払いのけて首に腕を回して抱きついてきた。
「おいおい、どうしたって言うのさ」
「アナタガ悪インデス…
女ノ私ノマエデ、笛ヲ吹イタンデスカラ!」
戸惑う草薙を尻目に腕に回した腕に力が加わり、
彼女と超至近距離で見つめあってしまった。
彼女の目がトロンとして、年の頃は日本人なら中学生ぐらいだというのに、なんとも色っぽい。
「キスシテ…」
キスして欲しいだって?
たどたどしい日本語なのでうまく聞き取れなかったけれど、
確かに彼女はキスをねだる言葉を口にした。
「ははは…君も大人に混じって酒でも呑んだのかい?
さあ、冗談はこれぐらいに…」
これぐらいでよしなさいと彼女の腕を振りほどこうとしたその瞬間、草薙の唇は彼女に奪われた。
「えっ?ちょっと、どうしたんだい?」
彼女の頬に手をやって無理やり引き剥がすと、
唇からチロッと舌を出して、もっとハードなキスをねだってきた。
草薙が躊躇していると
「モウ!セックスシテッテ言ッテルノヨ!!」と
彼女は草薙の手をとって股間に導く。
ベチョ…
手のひらに下着越しでもわかるほど彼女はびしょびしょに濡れていた。
久々の生身の女の感触に、
あっという間に彼の股間のモノが勃起した。
「ホラ、アナタモセックスシタインデショ?」
彼女の小さな手が、彼の勃起したイチモツをあっという間に握りしめてきた。

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