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わたしの昼下がり
第14章 満たされる
 そんな感じで舌まで動かして舐めしゃぶるのは、自分から進んでの行為のようではあるのですが、相手の為すがままに喉の奥まで突き入れられる、ひたすら受け身の行為のようなこともあります。△井に促されてのことになりますが、わたしが主導権を持って最後まで導いて噴き出させることもあれば、不意に頬をつかまれて半開きになった口に押し込まれて、ただ△井が噴き出したいだけ噴き出す場所を提供しているようなときもあります。

 フェラチオはフェラチオでも、気分や状況に応じてその性格もいろいろあって、奥が深いというのも変なのですが、△井はどちらの場合も自在に使い分けていて、わたしもどちらの場合も嫌いではない…むしろ好きなのです。

 咥えているときのわたしの顔が綺麗だと△井は言いました。△井は咥えているわたしの髪をしばしばかきあげて貌が見えるようにします。上司のそれを咥えているわたしの貌をラブホテルの鏡で見たとき、わたしは眉間にしわを寄せた恨みがましい貌をしていて、それでいて馬面のような間延びした貌になっていました。そのときはこんな醜い顔を晒してまでして、いつまでも上司とこんな付き合いを続けていていいのだろうかと思ったりもしたものでした。

 おかしな貌は変わっていないはずなのですが、そんな夫にも見せたことのない貌を夫ではない男に肯定されたこと、そして夫の知らない△井だけとの秘密が増えていくことがなぜかうれしく、口の中を一杯に満たされながら、それまで日々感じていた心の隙間も埋められていくように感じてしまっています。隙間が満たされるという感覚は、もちろん下の口がいっぱいに満たされたときにも同じように感じています。下の口のときは、満たされるだけでなく、つながっているという感覚もあるのですけど。
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