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わたしの昼下がり
第11章 汗まみれ
グラスにビールを注いで△井に渡すと一気に飲み干します。
「奥さんもぜひ」
△井がグラスにビールを注いでわたしに渡します。
「いえ、わたしは…」
「いいじゃありませんか。奥さんもいける口なんでしょ。きっとご主人よりもお強いんじゃありませんか?」
「いえ、そんなことは…」
口では否定しましたけど、どうしてわかるのだろう? と思いながらグラスに口をつけました。
「もう一本くらい空けますか? どのみち大汗をかくんですから」
△井が冷蔵庫を開けてビール瓶を取り出します。栓抜きを渡さないうちに△井はライターで器用に栓をこじ開け、自分とわたしのグラスにビールを注ぎました。夫はグラス一杯で真っ赤になってすぐに寝てしまいますけど、△井はそのようなことはないのでしょう。わたしも△井にビールを注がれたグラスを飲み干しました。
「さあ、汗をかいてアルコールを抜きましょうか」
△井が服を脱ぎ始めます。シャツも汗で湿っているようでしたのでハンガーにかけて壁に吊るしました。
「すみませんね、奥さん」
そしてわたしは窓を閉めようかどうか思案しています。
「窓は開けたままでいいですよ。一回戦はおとなしくヤりましょう」
窓際に立つわたしを後ろから抱きしめた△井が耳元で囁きます。
「いいもんですね。レースのカーテン一枚の向こうで朝っぱらから『浮気〇んこ』というのも」
強く胸を揉まれ、わたしは唇を噛んで漏れそうになる声を殺しました。
「奥さんもぜひ」
△井がグラスにビールを注いでわたしに渡します。
「いえ、わたしは…」
「いいじゃありませんか。奥さんもいける口なんでしょ。きっとご主人よりもお強いんじゃありませんか?」
「いえ、そんなことは…」
口では否定しましたけど、どうしてわかるのだろう? と思いながらグラスに口をつけました。
「もう一本くらい空けますか? どのみち大汗をかくんですから」
△井が冷蔵庫を開けてビール瓶を取り出します。栓抜きを渡さないうちに△井はライターで器用に栓をこじ開け、自分とわたしのグラスにビールを注ぎました。夫はグラス一杯で真っ赤になってすぐに寝てしまいますけど、△井はそのようなことはないのでしょう。わたしも△井にビールを注がれたグラスを飲み干しました。
「さあ、汗をかいてアルコールを抜きましょうか」
△井が服を脱ぎ始めます。シャツも汗で湿っているようでしたのでハンガーにかけて壁に吊るしました。
「すみませんね、奥さん」
そしてわたしは窓を閉めようかどうか思案しています。
「窓は開けたままでいいですよ。一回戦はおとなしくヤりましょう」
窓際に立つわたしを後ろから抱きしめた△井が耳元で囁きます。
「いいもんですね。レースのカーテン一枚の向こうで朝っぱらから『浮気〇んこ』というのも」
強く胸を揉まれ、わたしは唇を噛んで漏れそうになる声を殺しました。

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