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妻が出会い系にいた
第1章 妻が出会い系にいた
しばらくして職場では、私の部署の異動があり、単身赴任が解消した。
今は自宅から通勤している。

「あなた、お昼はホットケーキでいい?」

今日は休日。

鈴香(高校3年の一人娘)は夕方まで部活。
その後、最後の打ち上げで仲間と店で夕食を食べるという。
夜まで帰ってこない。
しばらくは、二人っきりの時間だ。

先週、部活最後の公式戦を、夫婦で応援に出かけた。
試合に敗れ、チームの皆と泣いている娘の姿に、
私と妻は「よくやった」と声をかけた。私も、こみ上げてくるものがあった。

娘は私が知らない間に、成長していた。
高校卒業と同時に、自宅から巣立っていく予定だ。
しばらくすると私は、妻と二人きりの生活が再び始まる。

朝から庭の手入れをしていた妻が、リビングに戻ってきて私に声をかけた。

「汗かいちゃった。お昼ご飯の後はシャワーを浴びたいわ。あなたも一緒にどう?」
妻が、いたずらっぽく聞いてくる。
そう、バスルームでのセックスを誘っているのだ。



(おしまい)
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