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隷婦 狙われた淫らな発情妻・実雅子 ~中出しの快楽に堕ちて~
第25章 女子会招集
片づけを始めた男性陣が気が付いたこと。それは、打席近くのテーブルに置かれた紙。

『重村会長をはじめ会員の皆様。今日はありがとうございました。本来、ボールの回収、打席の清掃、ゴミの収集などご一緒にするべきだとわかっておりますが、本日の状況を鑑みて、先に帰宅することをお許しくださいませ。実雅子』

と、あった。見つけた茂が定勝を呼んだ。呼ばれて、

「どうした?」

と、ゴミ袋を片手に歩いてきた定勝。

「これが」

茂が実雅子の置手紙を定勝に見せた。

「ほう・・・」

と、読む定勝。ボールを集めて戻ってきた斎田兄弟と壮輔、勝兵、慎二。

回し読みした男性陣。

「できた女だな」

と、定勝。

「そうですね。あの状況で、こんな文章を残せるものですかね?」

と、誰に尋ねるでもなく独り言のように話した茂。

「うちの妻には無理だな」

と、苦笑いする定勝。

「それは同じですよ」

と、応じる茂。

「うちなら大暴れして、ケガ人が出てますよ」

と、壮輔が笑うと、

「そうですよ。死人が出てもおかしくない状況でした。わかっておられると思いますが、さきほど、実雅子さんに皆さんが迫った時、我々男性も、集まっていた女性も、誰もクラブを持っていなかった。練習が終わりということで、テーブルに立てかけたり、帰り支度で仕舞ていたりで。でも、実雅子の手元にはユーティリティがあった。あれを振り回されたら、終わりでしたよ」

と、苦笑いしたのは、斎田章。

「え?」

びっくりした慎二。そして、壮輔、勝兵、志温、さらに、茂、定勝も顔色が変わった。思い出している風だったが、

「そうだった」

と、定勝が断定した。他も頷いた。

「ヤバいところでしたね」

と、整が笑った。

「気が付いていたんですか?斎田さんたちは」

と、聞いた茂。

「気が付いていましたよ。皆さんも、気が付いていたんじゃ?」

と、聞く章。首を振る志温、慎二。

「いや、まったく」

と、茂が答えると、定勝、壮輔、勝兵が頷いた。

「しかし、なぜ、実雅子さんは?」

と、定勝が斎田兄弟に尋ねた。

「さあ?ただ、チラッとクラブに視線が行きましたから、考えたと思いますよ。でも、しなかった。人殺しになりたくなかったのでしょう」

と、章が重々しく話すと、ため息が、あちこちで漏れた。
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