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隷婦 狙われた淫らな発情妻・実雅子 ~中出しの快楽に堕ちて~
第22章 ゴルフ愛好会
実雅子はすぐに気が付かなかった。指差された斎田兄弟は、非常に気まずそうだった。とはいえ、クラブを捨てて隠すわけにいかず、スタンスを構えている整は、そのまま、章も諦めたようにクラブを持ったまま、突っ立っていた。二人のユニフォームのゴルフウェア。そのブラックのショートパンツの布地が艶やかに光っていた。

その意味がわかるのに、数秒かかった実雅子。

「あなた、それでも生物化学専攻?」

と、笑うサラン。

「あなたが、熱心に教えて、充実した時間を過ごしているかもしれないけど、あなたの熱心さが生んだ結果は、それよ。わかる?」

と、嘲笑うサラン。明らかな挑発だった。

「わかるわ。それでもいいの。ゴルフをしたことがない人が、ゴルフをしたいと思ってくれたら。2人は初心者だと言ったわ。実際、未経験。ゴルフ愛好会のメンバーなのに、未経験のメンバーでわかったわ。何かの理由で集めたのでしょ。あなたが。ゴルフ愛好会だと言えば私が参加するとわかって」

と、実雅子が淡々と話すと、

「そんなことないわ」

と、否定するサラン。

「あなた、主婦の経験が乏しいみたいね。以前からある愛好会なら、ユニフォームのゴルフウェアが全員、揃いも揃って真新しいなんてことはありえないわ」

と、さらに指摘する実雅子。

「それはどうかしら?あなたが加入するのに合わせて新調しただけよ」

サランが言訳をすると、

「そう。だったらいいわ。それにしても愛好会なのに、コース経験者が重村さんと反町さんの男性二人だけ。あとは、練習場に行ったことがあるかどうか。でも、いいわ。ゴルフに関心がある人たちが、わざわざ集まってくださったのだから。ユニフォームのゴルフウェアまで新調して。サランにも感謝しないとね」

と、実雅子がサランに微笑んだ。二人のやり取りを、耳を澄ませて聞いていたのは、関聖麗那と重村定勝、反町茂の三人。

「これが関心なのかどうかはわからないけどね」

と、斎田兄弟を見るサラン。

「いいの。動機がどこにあったのかはわからないけど、家に眠っていたお父様のクラブを持って馳せ参じてくださったのだから」

と、斎田兄弟に微笑む実雅子。
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