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隷婦 狙われた淫らな発情妻・実雅子 ~中出しの快楽に堕ちて~
第22章 ゴルフ愛好会
「〇〇学院大学の佐藤慎二です。ゴルフは初心者で、就職したら必須だと先輩に言われていて」

と、自己紹介と事情説明をした佐藤。視線を佐藤に向けた実雅子。

    若い。大学生だから20歳前後ね。

と、思った実雅子。それと同時に、

    この顔。どこかで。
    いったい何なの?
    見覚えがあるのに思い出せない顔が次々に。
    それとも、私の単なる勘違い?
    そんなことはないわ。
    でも、全く名前が思い出せないなんて。

と、思った実雅子。記憶力には自信のあった実雅子。一度会って名前を聞けば、名前を覚え、名刺を貰えば、漢字も覚える自信はあった。それに、メールアドレスも電話番号も、一度、入力すれば、連絡先に登録しなくても覚えることができた実雅子。

その記憶力が、顔を認識しても、名前が出てこない。名前を名乗ることなく、出会った人?通りすがりの人の顔を憶えることはないはずだし、顔を憶えているということは、どこかで話したか、話を聞いた。もしくは、同席した?

頭の中は混乱していたけど、

「そうなのね。わたしがゴルフを本格的に始めたのも、学生時代よ」

と、微笑みながら返した実雅子。

「上手くなりたいので、ご教示、よろしくお願いします」

と、笑顔で話す佐藤慎二。ラフな格好でカフェにいて、ユニフォームのゴルフウェアを着ていても、それほど差がないはずだった佐藤慎二。ある意味、一番、憶えている可能性があったはずだが、実雅子がピンっと来なかった理由。それは、髪型と髭。リクルート活動を本格させてこともあって、伸ばしていた髪を切って、髭を剃った佐藤慎二。

目元と口元の特徴で、会ったことがあると記憶を思い出そうとした実雅子。さすがに、髪型が違い、髭もなくなっていると、カフェの男性だと思い出せなかった。
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