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第21章 魅惑のゴルフウェア

「そう？」

と、聞く実雅子。

「そうよ。実雅子はセクシーな体形をしているのよ。それは悪いことじゃないし、素敵なことよ。旦那さんは振り返ってくれないかもしれないけど、世の男性は、みんな、実雅子のセクシーな体形を見たいと思っているわ。だから、実雅子が膝を緩めるだけで、男たちは反応するのよ」

と、夫はともかく、世の中の男性たちはあなたを女として認めていると訴えかけるサラン。

「だからと言って、今度のゴルフ愛好会のときに、セクシーな姿でする意味があるの？」

と、眉をひそめて聞く実雅子。

「セクシーな姿じゃないわ。セクシーな体形よ。わたしたち女子は全員、同じユニフォームなのだから。違いは着ている人の体形が違うということ。でも、どうかしらね。男性たちが実雅子を見るかしら。私もいるし、他に27歳と30歳の若い女性も二人いるから」

と、競争心を刺激するサラン。さらに眉をひそめる実雅子。

「男性って好みもいろいろだから。あ、女性も好みは1つじゃないでしょ？」

と、話すサラン。

「そうね。他にも女性がいるのよね。サランもいるし。セクシーさなら、サランだってスタイルがいいから。スレンダーな女性がいいという男性だっているはずだものね」

と、頷く実雅子。

「そうよ。私だって負けないわよ。実雅子がノーブラなら、私はノーパンで行こうかしら」

と、挑発するサラン。

「本気？」

と、驚く実雅子。

「そうね。さすがにノーパンはチャレンジが過ぎるかもしれないから、Tバックくらいがいいかも」

と、結構、マジな顔で話すサラン。

「それくらいなら、大丈夫かも」

と、ため息を吐く実雅子。

「ゴルフ愛好会って言っても、婚活とかいろいろ考えている人もいるのよ。だから、結構、勝負してくるかもしれないわよ。今回は独身男性は一人だけど。メンバーには、他にも独身の男性もいるし、女性も独身がいるから。ゴルフも上手くなりたいけど、恋愛もしたいとか、結婚相手を探している人もいるし、いろいろ、あるから面白いわよ」

と、笑うサラン。