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第21章 魅惑のゴルフウェア

「そうね。ブラジャーの形がわかるなら、ブラジャーを外して着たらどう？」

と、真面目な顔で聞くサラン。

「ブラジャーを外すというと？」

と、聞き返す実雅子。

「そう、ノーブラ」

と、平然と答えるサラン。

「ちょっとさすがにそれは」

と、拒む実雅子。

「あ、試しにってことよ？だれも、そんな、ノーブラでゴルフの練習とか思っていないから」

と、修正するサラン。

「そ、そういうこと？試しね」

と、言いながら、ゴルフウェアのワンピースをめくり上げ、ブラジャーのホックを外した実雅子。

スカートの裾を下すと、意外に、ブラジャーの形もわからないけど、ノーブラであることもわからない自然な感じ。実雅子の乳房が筋肉質で、ノーブラでも垂れにくいことや、ゴルフウェアのワンピースの生地がストレッチ素材で、フォローしていることもあり、さらに言えば、生地がしっかりしていることや、ブラックという色彩も手伝って、わかりにくかった。

ただ、そもそも、ゴルフウェアのシルバーの縦ラインが大きく蛇行しているのは、実雅子だけ。サランも紹子も沙織もBカップ程度で、ヒップも大きくないので、シルバーの縦ラインはほとんど蛇行していない。それに気が付いているのはサランだけ。実雅子は、自分の身体のラインを、ゴルフウェアのシルバーの縦ラインが強調しているとは、気が付いていなかった。

　　　　それにしても、このストレッチ素材のゴルフウェア。
　　　　実雅子の身体に本当にピッタリとくっついて、
　　　　身体のラインをトレースして、エッチだわ。

と、思いながら、ほくそ笑むサラン。

　　　　これなら、男性陣も大喜び。

「これ、いいんじゃない？絶対、ノーブラだってわからないわ。この至近距離でもわからないもの」

と、話すサラン。

「そ、そうかしら」

と、疑いながら、姿見を確認する実雅子。

「どう？わからないでしょ」

と、話すサラン。わからないと言えばわからない。ただ、実雅子の視力は、それほど良くはないけど、眼鏡が必須というほど悪くもないという程度。普段は眼鏡を掛けておらず、眼鏡を掛けるのは車を運転するときだけ。それも、免許証に、許可条件に眼鏡等とあるからと、遠くの行先案内や規制看板を確認するためくらいだった。