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第21章 魅惑のゴルフウェア

ネットで購入したユニフォームも着いて、着用して確認したサラン。

身長162センチ。アンダーバスト68センチでトップバスト80センチでBカップのサランで丁度。

紹子も、身長158センチ。アンダーバスト68センチでトップバスト82センチでCカップなので、丁度。

沙織も、身長160センチでアンダーバスト68センチでトップバスト80センチでBカップなので丁度。

ハッキリ言って、三人とも誤差の範囲のバスト。ヒップもサランが85センチ、紹子が83センチ、沙織が81センチなので、こちらも誤差の範囲。

似た体型の三人。

シャープ顔でシャープな細い目が特徴的なサラン。

丸顔の小顔で大きな目だけど、左右に開いていて魚っぽい紹子。

少し大きめの食パン型の顔で彫が深く、少し腫れぼったい沙織。


要するに、三者三様に不細工。


ただ、お揃いのゴルフウェアを着て、並ぶと、それなりに見られるようになった。少なくとも本人たちは。

同じころ、男性陣も重村定勝、反町茂、斎田慎一郎、関壮輔、清水志温、佐藤慎二が揃って、お揃えのゴルフウェアを着ていた。

同じようなブラック基調にシルバーの縦ライン。


あとは、実雅子。

サランは、そのゴルフウェアを持って、実雅子の家に行った。初めてのお宅訪問。

インターフォンを鳴らすと、防犯カメラが自動で来訪者をズームアップ。実雅子の声で、

「あ、サラン」

と、インターフォンから声がした。

「こんにちは。サランです。今度のゴルフ愛好会のユニフォームができたから」

と、話した。

「開けるわ」

と、声がして、ピー、カシャンッと音がして、鍵が解錠された。出迎えに出てきた実雅子。

「こんにちは」

実雅子がサランに挨拶をして招き入れた。

「こんにちは」

改めて挨拶を返すサラン。エントランスまでの通路は総タイル張り。左右には花壇。白い紫陽花の蕾。立派な邸宅。外壁も総タイル。大きな下屋に、大屋根。立派な押し出しの二階建て。夫婦二人で住むのに、こんな大きな家が必要なの？と内心、舌打ちするサラン。

玄関扉も大きな天井までの扉。その扉を開けると、扉の向こうには、大きなスペース。三和土の向こうに三畳ほどのフローリング。その向こうには、内庭が見える窓。