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第20章 ゴルフ同好会

「じゃあ、私の作戦を伝えるわね」

と、サランが話し始めた。頷く紹子と沙織。

「私たち女性陣は、まずは、実雅子の味方をするの。ゴルフの愛好会の練習当日は、紹子さんのお父さん、沙織さんのお父さんは、付き添いも兼ねて、当日参加。そして、関さん、夫、佐藤くんが参加するわ。私は実雅子に、『女性の参加者も３人いるから』と、参加させるわ。あと、愛好会のユニホームということで、ゴルフウェアを注文しているから、それを着るように伝えるわ」

と、言いながら、スマートフォンを操作して表示させたのは、ゴルフウェアの注文サイト。ゴルフの有名ブランドのゴルフウェアで文字入れなどをしてくれるサイト。

ストレッチUVのウエストシェイプタイプのノースリーブのワンピースのブラックでシルバーのラインがノースリーブの袖部分と、腋からワンピースのスカートの裾まで縦のラインが入ったデザインのゴルフウェア。

ウエストがシェイプアップというだけあって、絞られていて、身体のラインが綺麗に出るデザイン。しかも、縦のラインがバストやヒップのラインを際立たせるようにデザインされていて、実雅子に着せるために作ったと、紹子や沙織にもわかるデザイン。紹子や沙織のような細身のある意味、貧乳の痩せギスだと、縦ラインが真っ直ぐで、身体のラインの起伏がないことが一目瞭然で似合わないゴルフウェア。

「いいデザインです。エッチなカラダ向けですね」

と、微笑む紹子。

「スカート丈もミニでいい感じ。膝どころか、太腿も半ばまで見えていて、これなら、ガーターベルトをしていたら、見えるわ」

と、ニヤッと笑いながら、志温と佐藤を見る沙織。沙織はこの場の雰囲気に馴染んできた様子で、男性陣の方を見る余裕もできてきた様子。

「そうね。グラマラスボディで、このスカートの裾だと、ワンピースだけに、胸とお尻で布地が引っ張り上げられて、この写真のモデルさんより、さらに短くなって、自然に見えるかもしれないわ」

と、言って笑いながら、男性陣を見る紹子。

「そうですね。この丈で、グリーンで屈んだら、パンツが丸見え。というか、ピンにボールを置くだけでお尻からパンツが丸見えかも」

と、言ってニヤつく佐藤。

「佐藤くんって、エッチなのね」

と、笑う沙織。