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隷婦 狙われた淫らな発情妻・実雅子 ~中出しの快楽に堕ちて~
第17章 サランと実雅子
実雅子が話したのは、夫とのなり染め。沙穂が質問攻めにした結果だった。何のかんのと言っても、大学三年間、男子ばかりの最難関大学の理系で過ごした仲。

サランは実雅子を堕とし入れたかったのかもしれないが、結果として、芹那はともかく、沙穂は、この十年の実雅子のことを聞き、自分のことを話した。

「夫とは、〇ITの二年目に知り合ったの。わたしの曾祖母が亡くなって、帰国したら、曾祖母の義姉の曾孫の夫も葬儀に参列していて、曾祖母も百歳だったから、大往生ということだったから、親戚も葬儀でも和気藹々で、ゴルフ談義をしている親戚もいて、そこで、わたしも夫もゴルフ談義に加わって」

と、馴れ初めを語った実雅子。

「そうなのね。ゴルフはいつから?」

と、聞く沙穂。

「〇ITで。そこで親しくなったスコットランドからの留学生に誘われて。『研究の気分転換に』って言われて行ったのだけど、だんだん、夢中になって」

と、答える実雅子。

「そうなのね。実雅子は、なんでも夢中だものね」

と、話し沙穂。

「そうね。実雅子って何か始めると、周囲が見えなくなるから」

と、笑う芹那。

「たぶん、わたし、発達障害。集中すると周囲が見えなくなる」

と、自嘲する実雅子。

「そうなの?診断名がついているわけではないんでしょ?」

と、芹那が聞いた。

「ついていないけど、多分、そう。小さい頃からコミュニケーション能力も低いし、没頭するタイプだから」

と、苦笑する実雅子。横でその話を聞いていたサラン。確かに、実雅子はそういうところがあるし、勉強はできるけど、意外に幼いところもあったことや、没頭癖、コミュニケーション能力は自分といい勝負だったこと、一つのことに拘り続けるところがあって、それらがつながると、知的好奇心になっていたことを思い出した。

久しぶりに会って、過去を思い出したのは、実雅子だけではなかった。沙穂も、芹那も、何よりサランも。あの濃密な大学の四年間を思い出した。
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