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隷婦 狙われた淫らな発情妻・実雅子 ~中出しの快楽に堕ちて~
第17章 サランと実雅子
卒業まで、あと十日だったはず。夢の中で、若かったころのサラン、沙穂、芹那に会えた。目覚めた実雅子。なぜか、涙が頬をつたっていた。

    あの頃に、戻りたい。
    でも、戻ってどうするの?
    どうでもいい。戻って、人生やり直したい。
    サランも、沙穂も、芹那も、
    この十年、どんな人生を送ってきたのかしら。

心は既に明々後日に飛んでいた実雅子。サランと沙穂、芹那。今、どんな風になっているのかしら。研究を続けているの?就職したの?結婚したの?とも思うが、それもあったけど、実雅子は、ただただ、あの大学時代に戻りたかった。

久しぶりの京都。あっという間に時が過ぎて、その日を迎えた。朝からウキウキしている実雅子を見て、夫の義隆は、鬱屈しているように感じていた妻が明るく

「大学時代の友人に会うの。男たちに囲まれた大学生活のなかで、女性同士、助け合った仲間なの」

と、実雅子が話すのを聞いて、自分の大学時代も女子は少なく、男子の中で女子だけで固まっていた女子を思い出し、あんな感じで妻は大学時代を過ごしていたのか、と思った義隆。

「久しぶりだからゆっくりして来いよ」

と、自分より先に家を出る実雅子を送り出した。


神戸から京都。阪急神戸線、阪急京都線。京都河原町駅から徒歩で、京阪電鉄の祇園四条駅で、神宮丸太町から徒歩。

懐かしい街並み。十年ぶりに聞く懐かしい京言葉。少し早めに着いた実雅子。

そのころ、老舗のカフェ○○屋で9時から駄弁っていたサランと、沙穂、芹那。

「実雅子。どんなふうになっているの?〇ITをやめて帰国したと、随分と前に聞いたわ。そのあと、結婚したとも聞いたけど」

沙穂が話すと、

「みたいね。研究もせずに、ゴルフ三昧で、追放されたとか聞いたけど」

と、芹那が話すと、

「そうなの?実雅子って、クソ真面目だったのに、ゴルフ三昧って?」

と、驚く沙穂。

「らしいわ。ゴルフは上手みたい。多分、〇ITで、ゴルフの研究でもしたいたんじゃない、ってくらい、ゴルフは上達したらしいわ」

と、サランが笑うと、

「結局、結婚が一番早かったのは実雅子よね」

と、芹那が笑った。
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