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~菊タブー~ さる旧家の闇深い母娘調教録
第15章 :母娘の分断 其のニ…愛子囚われ
愛子が意識を取り戻したのは、佳子との競争のゴール地点である瀟洒な教誨だった。
が、愛子に自由はなかった。
強制的な懺悔の場に引きずり出されたといっても良かろう。
教壇の上に設けられた木製の十字架にかけられた愛子は、まるでイエス、いや罪を負わされたマリアの如し、だ。
「こ、コレは⁉」
狼狽するも、時すでに遅し…。
「フフフ、寝心地は如何、愛子ちゃん?」
「の、のりこ…紀子叔母様ッ⁉ これはどういうことですかッ?」
「わからないかしら、貴女は囚われの姫君っていうわけよ」
事も無げに冷徹な狐顔で、愛子を罵る紀子。

「お、お婆様の命令なのですかッ!? 母や私を小母さまは助けてくれたはずじゃあッ」
「フフフ、甘いわね、助けるだなんてワタクシ一言も言っていないわよ」
紀子は意地悪い笑みを浮かべ、ベルト式拘束具で手首足首を結わかれた愛子に歩み寄ると、その顎に手を掛ける。
「わたくし流のやり方で、貴女方二人を徹底的にいたぶり、奈落の底へと突き落としてあげようという寸法なの」
「な、なぜなのですッ」
純粋無垢な愛子は、叔母の態度の急変にようやく気が付き、狼狽と悲しみに涙を流す。
「決まっているでしょう、常に菊常家の中心として華やぐ雅子とお前を陥落させることが、私の一族を繫栄させることなのだから…その積年の想いに気が付かぬとは、雅子もお前も虚け者よねえ。まあ、今頃、お前の母親は西の都でとっくりと鬼畜な男の手で、辱めを受けているでしょうけれど」
「マ、ママまでッ、そ、そんなッ、ママには手を出さないで」
「ふふん、自分の肉体を心配してはどう、愛子?」
紀子は、これから愛子を苛め抜く手法を、妄想の中で先取りし、心底愉し気に嗤う。
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