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臨時ヌードモデル~梨果14歳の一年~
第34章 ひとつ屋根の下
梨果さんと歩いていると男たちの視線をやたら受けた。彼氏じゃないけど彼氏気分で梨果さんの隣を歩いているのがとても誇らしくて優越感ハンパなかった。

駅の階段で梨果さんの後ろを歩く。下からスカートの中を覗かれないようにするためだ。
今日初めて“同志”たちの敵になってしまった。
彼女ができたらこういう気分に変わるのだろうか……

電車の中ではこれまで通りだった。梨果さんが痴漢に遭わないようにボディガードをした。

(触れるものなら俺が触りたいよ……)

梨果さんの制服姿の胸やお尻をつい見てしまう。

(俺この子の裸見たんだよな。未だに信じられない……おっと電車の中なのに勃起してしまう…!)

でも二駅でさよなら。梨果さんの桐邦中学は最寄り駅からたった二駅だ。

「そうそう友也くん、こんど友也くんを紹介してって言う友達がいるの。会ってくれる?」

「えっ!?う、うんいいよ。」

「また今度予定組むね。それじゃ私降りるね。」

小さくバイバイしてホームに降りて行った。

(可愛いなぁ……)

俺は乗り換え駅で降りてさらに別の電車に乗る。通学に一時間もかかる。

(今日も1日頑張ろう。)
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