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臨時ヌードモデル~梨果14歳の一年~
第27章 中学生ヌードモデルの登場

二階に上がる梨果の足取りは重そうだった。
教室の扉の前に着くと梨果は立ち止まってしまった。表情はなく目も光彩を失っていた。
「どうしたんだい?はやく入りなさい。」
8月のトラウマが蘇ったか、梨果は教室の前で足を止め中に入ろうとしなかった。
田村氏が扉を開け梨果の背中を押し無理に教室内に入れた。
(梨果に手を触れやがって…!)
教室内に待ちわびていた4人の男たちが一斉に梨果に視線を注ぐ。
最後に私が教室に入り扉を閉めた。
まず講師が口上をはじめた。
「皆様お忙しいところご参加いただきありがとうございます。今日は特別クロッキー会と命名し、日頃お世話になっている皆様への感謝といたしましてリクエストにお応えし、娘の梨果が再びモデルを勤めさせていただきます。」
「……」
梨果は無言でお辞儀をした。
制服姿の可憐な少女は虚空を見ていた。
「梨果、申し訳ないが日中に洋子さんが使ったからバスローブがもう無くてな。」
講師の立場と父親の立場、そして男の性との葛藤で複雑な表情をしていた。
「えっ、それでは更衣室から裸のまま出てこいと?」
私が訊ねる。
「まぁ、そうなりますかな……」
無慈悲に呟く父親。
しかしそれでは梨果が可哀想だ。
「いや、いっそのことここで脱いでもらおう。」
早速川瀬氏が口を出し始めた。
「えっ…ここで?梨果さんはそれでいいの?」
梨果に問いかけるが返事は無く、これまで会話どころか私に一度も目を合わせてくれていなかった。
「どうせ素っ裸になるんだからどこで脱いだって同じだろう。」
田村氏が畳みかける。
「いやぁ、あの桐邦中学の制服を現役女子生徒が目の前で脱いでくれるなんて夢のようだ。本当に今日は来てよかった。ぜひ頼みますよ。」
薬屋の富山氏も鼻息荒く同調した。
「……ということらしいが梨果、どうする?」
講師が訊ねる。
すると梨果は田村氏の顔色を伺い、頷く彼の表情を見て答えた。
「……わかりました。ここで脱ぎます。」
教室の扉の前に着くと梨果は立ち止まってしまった。表情はなく目も光彩を失っていた。
「どうしたんだい?はやく入りなさい。」
8月のトラウマが蘇ったか、梨果は教室の前で足を止め中に入ろうとしなかった。
田村氏が扉を開け梨果の背中を押し無理に教室内に入れた。
(梨果に手を触れやがって…!)
教室内に待ちわびていた4人の男たちが一斉に梨果に視線を注ぐ。
最後に私が教室に入り扉を閉めた。
まず講師が口上をはじめた。
「皆様お忙しいところご参加いただきありがとうございます。今日は特別クロッキー会と命名し、日頃お世話になっている皆様への感謝といたしましてリクエストにお応えし、娘の梨果が再びモデルを勤めさせていただきます。」
「……」
梨果は無言でお辞儀をした。
制服姿の可憐な少女は虚空を見ていた。
「梨果、申し訳ないが日中に洋子さんが使ったからバスローブがもう無くてな。」
講師の立場と父親の立場、そして男の性との葛藤で複雑な表情をしていた。
「えっ、それでは更衣室から裸のまま出てこいと?」
私が訊ねる。
「まぁ、そうなりますかな……」
無慈悲に呟く父親。
しかしそれでは梨果が可哀想だ。
「いや、いっそのことここで脱いでもらおう。」
早速川瀬氏が口を出し始めた。
「えっ…ここで?梨果さんはそれでいいの?」
梨果に問いかけるが返事は無く、これまで会話どころか私に一度も目を合わせてくれていなかった。
「どうせ素っ裸になるんだからどこで脱いだって同じだろう。」
田村氏が畳みかける。
「いやぁ、あの桐邦中学の制服を現役女子生徒が目の前で脱いでくれるなんて夢のようだ。本当に今日は来てよかった。ぜひ頼みますよ。」
薬屋の富山氏も鼻息荒く同調した。
「……ということらしいが梨果、どうする?」
講師が訊ねる。
すると梨果は田村氏の顔色を伺い、頷く彼の表情を見て答えた。
「……わかりました。ここで脱ぎます。」

