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わたしの放課後
第14章 母との会話
いつもの朝。わたしは自分の部屋から制服に着替えて階下のリビングへ。食卓にはすでに朝ごはんが並んでいる。わたしが席に着くと母がごはんとお味噌汁をよそってくれる。
母と向き合っての朝食。お椀を持つ母の白い手。薬指には指輪。母からお父さんが選んでくれたと聞いたことがある。その指輪をはめた手で彼の背中を抱いているのだろう。
彼は指輪を外してほしいとは言わないのだろうか。言われているけど母が受け流しているのだろうか。いずれ終わる関係だと割り切っているのだろうか。逢っているときはその都度外しているのだろうか。わたしが指輪に想像するような意味はないのだろうか。
わたしにしてもおじさんとの関係はいつまで続くのかと思いが頭を過ることがある。おじさんに抱かれているそのただ中でさえ。わたしはそんな思いを振り切ろうとおじさんを抱きしめる。抱き着くというほうが近いかもしれない。
いずれ終わる関係だと割り切ることなんてできない。“母と同じような関係”のはずなのに、母の彼よりおじさんのほうがずっとずっと年上なのに。母の彼と比べているのもそもそもおかしいのだろう。わたしのお父さんよりもずっとずっと年上。わたしのほうが母よりもずっとずっと深く踏み込んでしまっているのだろうか。一言でいえば異常な関係…。
「今日は彼が来る日だよね?」
わたしはさり気なく訊いてみた。
「ん? ああ、今日は来ないわ」
「えっ、どうして?」
「どうして…って、彼だって若いんだから。わたしが独り占めしているわけにはいかないでしょ」
母と向き合っての朝食。お椀を持つ母の白い手。薬指には指輪。母からお父さんが選んでくれたと聞いたことがある。その指輪をはめた手で彼の背中を抱いているのだろう。
彼は指輪を外してほしいとは言わないのだろうか。言われているけど母が受け流しているのだろうか。いずれ終わる関係だと割り切っているのだろうか。逢っているときはその都度外しているのだろうか。わたしが指輪に想像するような意味はないのだろうか。
わたしにしてもおじさんとの関係はいつまで続くのかと思いが頭を過ることがある。おじさんに抱かれているそのただ中でさえ。わたしはそんな思いを振り切ろうとおじさんを抱きしめる。抱き着くというほうが近いかもしれない。
いずれ終わる関係だと割り切ることなんてできない。“母と同じような関係”のはずなのに、母の彼よりおじさんのほうがずっとずっと年上なのに。母の彼と比べているのもそもそもおかしいのだろう。わたしのお父さんよりもずっとずっと年上。わたしのほうが母よりもずっとずっと深く踏み込んでしまっているのだろうか。一言でいえば異常な関係…。
「今日は彼が来る日だよね?」
わたしはさり気なく訊いてみた。
「ん? ああ、今日は来ないわ」
「えっ、どうして?」
「どうして…って、彼だって若いんだから。わたしが独り占めしているわけにはいかないでしょ」

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