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友森学苑の秘密 やまとなでしこケイ先生は俺の嫁
第7章 第6話 最終決戦(さいしゅうけっせん)
『友森学苑の生徒諸君、聞こえるか。私はそちらのご令嬢、加護渓先生をこの場に拉致監禁した首謀者の但馬屋門左衛門と申す者だ』
「但馬屋!? あの変な愛国トラックを大都市で走らせてるおかき屋か!?」
「知っているのか高木!? ってそんなことはどうでもいい、おい爺さん何だよあの機械人形は!?」

 密室の壁に投影された映像の中で俺たちに向けて演説を始めたのは白髪の老爺で、高木は元々この人物を知っていたらしいが今はそれどころではない。


『今君たちの目の前にいる機械人形は制式番号をTKD―TNYS、開発名をダンケーヤシャーゴという試作型の戦闘用アンドロイドだ。元々は我々がご令嬢と真正面から戦うための戦力として開発していたものだが、今この時は君たちの前に立ちふさがる最後の敵ということになる。君たちはご令嬢を倒し妻に迎えるためにここまで鍛錬を重ねてきたと聞いているが、ご令嬢が我々の手に落ちた以上はダンケーヤシャーゴを倒してみせるしかご令嬢を救う道はない。敵ながら諸君の検討を祈る!』
「何が何だかよく分からんが、とりあえずこの機械人形を倒せばケイ先生は助かるってことだな!? よし行くぞ高木、俺が先鋒を務めるからってうわああっ!?」
「バンセー……イッケエェェィ……ワイィ……センショクタイィ……」

 両手に刀を持っているダンケーヤシャーゴを高木と共に挟み撃ちにしようとした俺だが、ダンケーヤシャーゴは肩から銃身を覗かせると俺に向かって機関銃を連射してきた。


「ってこういう時に飛び道具ってありかよ!?」
「古田、銃弾は怖いが実弾である以上いつかは弾切れになるはずだ。まずはそれを狙うぞ!!」
「お前こういう時は頭が回るな!? 仕方ないからお前に従うぞ!!」
「古田くん高木くん、頑張って逃げてください!」
「バンセー……イッケエェェィ……」

 不気味な声を発しながら、機械人形ダンケーヤシャーゴは俺たちに機関銃を乱射する。

 俺と高木はケイ先生が射線上に入らないように密室の中を逃げ回り、部屋の三方の壁が穴だらけになる頃にはダンケーヤシャーゴは機関銃を撃ち尽くしていた。
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