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続・白昼夢
第8章 別れ

心の半分は正直、せいせいしたと感じていたのだ。
だが、半分はやはり淋しさを感じていた。
でも、もう古川とは会う事はないだろう。
そう思っていたのだ。
洗濯機が洗濯の終わった事を告げる“ピーピー”と言う音を鳴らして知らせてくれた。
私は珈琲を半分飲んだところで洗濯物を干す事にした。
バスタオルやシーツなどを冬の乾いた青い空に広げた。
洗濯物はヒラヒラと穏やかな風になびいていた。
私はスマホを見て友達にLINEを送って時間を過ごした。
お昼になったので軽く昼食を食べて午後からはまったりとしていた。
そんなところに金曜日に頼んであったセクシーランジェリーがAmazonから届く。
私はもう古川と会う事はないのだからこんなランジェリーは必要ないと思っていた。
でも、総レースの綺麗ないブラにショーツを買ったのだ。
愉しみだったのは言うまでも無かった。
私は玄関先に置いてある商品を部屋に入れるとその箱を開けた。
中には綺麗に梱包されたランジェリーが入っていた。
そのブラを出してみる。
ブラは胸を綺麗に持ち上げて谷間を見せてくれるような構造になっていた。
それは、とても綺麗で美しかった。
ショーツも総レースで出来ていてちょっといやらしく感じてしまった。
私は鏡の前で部屋着を脱ぎ全裸になるとそのブラとショーツを身に着けてみた。
その姿はちょっといやらしく感じてしまう。
ブラはもうワンサイズ上のヤツを頼めば良かったと思ったのだ。
ちょっと窮屈に感じてしまう。

