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微熱に疼く慕情
第8章 【壊れていく劣情】

抵抗した方が良い…?
やめさせるべき…?
わかんない……わかんないよ
頭がクラクラしてきた
トロンとした顔見せたのは受け入れた証だと
勘違いさせたのも自分……
罰が下っているのなら、堕ちるところまで堕ちようか……
顎にまで涎垂らしちゃうくらいキスに没頭してる
置いてきぼりだった大智が足に触れてきて手を這わせてきた
「んっ…」と反応したら先輩がキスに戻してくる
何とか手で抵抗するのに、指絡めて阻止されて舌が這ってきたらもう抗えない
2人とも、本気なの…!?
何で私……2人のおちんちん触らされてんの……?
先輩に上の服を脱がされていく
スカートは大智が脱がしてく
「ちょ、ちょっと待って……2人とも」
脱がされてから言うのは何の説得力もないけれど
最後の最後、確かめないと……
この先に進んだら、私たちの関係はどうなるかくらいわかるでしょ…?
「…ったく、お前はいつもズルいよな、どれだけ男を待たせるんだよ」
「こんなになってるのに、待てなの?」
咄嗟に触っていたのを離した
手も引っ込めて三角座りすると先輩がパーカーを脱いで肩から掛けてくれた
「一華はどっちかなんて選べないだろ?俺らもそうなんだよ」
「え…?」
更に2人が私に詰め寄って座ってきた
めっちゃ挟まれてる
「一華は俺と別れたい?」
「……何でそんな事聞くの?別れないって言ったじゃん」
「うん、じゃあ、元カレと完全に切れてよ」
「え…?」
「出来ないでしょ?彼も今、めちゃくちゃ怖かったはずだ……わかった切るって一華に目の前で言われたら耐えきれない……その気持ちが痛いほどわかるんだよ、俺も、そっち側だったらって思うと怖いもん、状況なんて幾らでもひっくり返る、明日は俺がそうなるかも知れない…」

