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微熱に疼く慕情
第4章 【錯乱していく激情】

再び抱っこされてベッドに運んでくれた
ゆっくり降ろされて優しいキスで更にトロンとされるの
お願い、止めないで
「良いの?明島さんじゃないけど」
「……意地悪言わないでください」
「だって、3人で居る時は俺の事、見向きもしないじゃない……言わされてる感、やらされてる感があったし」
黒崎さんの大きな手を頬に当てるの
潤んだ瞳で見上げれば動けなくするよ
「本気で受け取ったんですか…?私、明島さんに調教されたんですよ…?一番近くで見てたじゃないですか、んふふ、これでまた、明島さんに褒めてもらえます、黒崎さんを見事騙せたので…」
「え…?演技だった、って事?」
「今、目の前に居る私を信じてください…」
「本当、一華ちゃんには参った、降参だよ」
「黒崎さんこそズルいです、2人きりになるとめちゃくちゃ甘やかすじゃないですか……好きになっちゃいます」
「うん、好きになって…?一華ちゃんなら大歓迎」
「で、でも……私」
人さし指でシーッと言葉を遮られた
柔らかい唇がチュッと重なる
「わかってる、支配されてるうちは身を引くし、他の時間も邪魔しない……ありのままの一華ちゃんを俺は受け止めるよ?こうして、俺との時間も作ってくれなきゃ拗ねるけど」
え……こんな事も言っちゃう人なんだ
頭の中で駆け引きして、堕ちてもらうつもりが
堕ちちゃいそう
やっぱり一枚上手の大人だな、と思った
首に手を回して
「絶対に、拗ねさせません」と再び唇を重ねる
優しいキスは徐々に淫らにねっとり絡んでいく
「大丈夫?」って身体を気遣いながら快楽へと誘う
黒崎さんの大人なスローセックスに悶え続けた
スローでも全然イケる
ちゃんと目を見てイクところは明島さんに教え込まれたけど……黒崎さんも興奮してくれる

