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微熱に疼く慕情
第3章 【甘く麻痺していく心情】





倒れ込むようにぐったりする2人
同時に達して汗ばむ身体と荒い吐息
手を伸ばして抱き寄せたのは私の方だ
しっかりと腕の中に果てた直後の大智



「ごめんね、酷い事言って……」


「え…?」


「本当に無事で良かった……」



大人しく抱き締められている大智は何を考えているのだろう
「火傷しかけたとこ見せて」と言ったら指先を見せてきた
すぐに水をかけたから大事には至らなかった
少しだけ赤くなってるくらい
その指先にチュッ…と口吻をする



「痛くない?」


「…うん」


「気をつけてね、これから」


「…はい」


「お腹空いてるんじゃない?パスタ、余ってる?」


「うん、その前に……」


「ん…?」


「……キスしたい、一華からして欲しい」



散々したでしょ、って言いたいところだけど
本当は、私もまだしたい
その想いを掻き消す為に話を逸らしたのに……
同じ事考えてたんだって思うだけで叶えてあげたくなる



「……これで最後だよ?」


「うん」



そんな、心にも無い事を口にしながら
頬に手を添えて近付いていく
唇が触れてしまえば簡単には離れられなくなるのにね……
本気のキス……しちゃうじゃない
長い…長いキス



「もう終わり」ってこっちから言わないと終わらないやつ
嬉しそうに笑って満たされた顔
それからはパスタを一緒に茹でて、フライパンに戻してペペロンチーノを2人で食べた
結構、いやかなり、美味しかったよ
食べ終わってからも一緒に片付けて……



チャプン…と湯船のお湯が跳ねる音が響く
バスタブでバックハグされながらキスしていた
そう、さっきのが最後じゃないの



「悪い彼女だね、一華は……」


「ん……やめる?」


「やめない、まだ俺との時間でしょ?」


「だったら大人しく私に構われてれば…?」



いつからか、こんなダメなセリフ言えるようになっちゃってた……




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