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微熱に疼く慕情
第3章 【甘く麻痺していく心情】







会社の先輩と上手く交際を続けながら、
まんべんなく他の人たちとも良い関係を築いている
私が器用に動けてる訳でもなくて、
彼らが器用に取っ替え引っ替えしてくれているだけのような気もする
繋がってないはずの彼らが私を順番に取り合う



早速、大智から連絡が来てテレビ電話を繋ぐ
ネクタイ姿のままエプロンしてるのウケる
帰って来てすぐじゃん、ゆっくり出来てるの?
ってこっちもまだ帰って来て10分も経ってない
始めて良い?ってメッセージ来て早足で帰ってきたとこなんだから
私もジャケット脱いだままのブラウス姿でスマホに向かった



料理をしながら他愛もない会話が続いてる



(長谷川さんって覚えてる?女性でほら、眼鏡チェーン着いてる人)


「あぁ……あまり覚えてないけどそんな人居たね?」


(そうそう、今年定年でさ、辞めちゃうの)



前に働いていた職場の話
共通の話題で少し盛り上がる
大智が新人の頃から面倒を見ていてくれた人らしい
私は部署が違ったので直接関わる事のなかった人だ
近いうちに送別会があるとか



「そっか、それは寂しいね、ちゃんと最後の日まで労ってあげてね」


(うん、俺、幹事)


「お、気合い入れなきゃね、大智なら大丈夫だよ」


(うっす!よし、じゃあ、パスタ茹でよっと)



元気そうで何より
大智のパスタが出来上がるまでに私も晩酌のアテを作ろう
スマホ移動して私もキッチンに立つと
(え、なになに?何か作るの?)って興味津々じゃん
「そっちに集中しなよ」と冷たく言い放つも
ラ・フランスを切って生ハムで巻いていく


(え、美味そう〜!普通にレベル高いやつ作らないでもらえますかー?え、ズル〜い!俺もそっち食べたい)


「残念っした!んふふ…早く作ってよ、乾杯しよ?」


(待って、わかった、あと2分!)


「はいはい」





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